2008年10月11日

(2)2007年頃から同人市場一般で盛り上がった性表現規制の問題

前記事「(1)日本における二次創作同人と著作権の問題」の続きです…


(2)2007年頃から同人市場一般で盛り上がった性表現規制の問題

恐らくは近年(1)の問題が盛り上がった背景に、2006年12月の警察庁の諮問機関関連文書で同人誌の性表現が取り上げられるなどして、2007年以降同人誌への性表現規制の動きやそれへの懸念が強まったことが上げられるだろう。(1)と直接の関わりはないわけだが、もともと著作権上グレーゾーンで活動していた関係者らは、規制強化と一部作家への訴訟などという事態を受けて、コミケに代表される同人文化全体がダメージを受けることを懸念したようだ。2007年夏のコミケでは一斉に法規制に抵触する表現の自粛、年齢制限表記の徹底がコミケ主催者や印刷会社側から打ち出された。
それを受けて例えば2007年にはこんなシンポジウムが行われている。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/05/21/15765.html

なお、規制ターゲットとなったのは二次創作よりもむしろ一次創作同人誌であり、有名なのは2002年における男性向け同人誌作家が摘発され裁判となった松文館裁判などの事例であろう。
松文館裁判についてまとめサイト:
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/9018/shoubun-index.html

この事例は興味深く、性表現をめぐる問題の割り切れ無さ、難しさを考えさせられる。
そして、(2)のような騒ぎになったこと自体、日本の同人活動がいかに外界と奇妙な緊張関係に置かれているかを物語る。

なお、私自身の個人的な意見を言えば日本の性表現規制は厳しすぎる…。正直、北欧並みにして欲しいと思っている。だけど国内にいる限り法は遵守せねばならないのでやむを得ず必要なときはモザイクをかけるようにしている。


posted by サキオ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 腐女子・ヲタク論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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