2009年08月06日

付け足し:ヘテロは何を拒絶しているのか

ちょっとさっきの続きになりますが…別エントリで。

マイノリティはとにかくヘテロと比較されて「拒絶」やら「欠落」やらを言われることが多いんですが(「男性を拒絶しているのだ」「女性性を引き受けられない」云々)、ヘテロな方々も分析していけばフツーに「拒絶」や「欠落」の感覚があるような気がします。


例えば、先の記事の腐女子さんが「女性性を引き受けつつ男性と性的な関係を持つこと」を拒絶していたとしたら、大抵のヘテロの男性は「男性性を引き受けつつ男性と性的な関係を持つこと」を拒絶しています。また、彼らは「女性性」をも引き受けていなかったりします。それを自分のことだと思っていないからでしょうが、聞き覚えのある「俺を女扱いするな」という台詞からも伺えるように、彼らは「女」という言葉でパッケージされた何かを確かに拒絶しています。そういう反応をして当然だと思っているのは、単に彼らがマジョリティで、周りの人が暗黙のうちに同意してくれている環境にいられるから、それだけです。そうでない場所に行ったら……全てがひっくり返ります(そしてそういう場所は結構あります)。

…まあ、分析はいいとして言いたいのは、結局、誰もが何かを拒絶しながら、己の性的アイデンティティ(のようなもの)を構築しているという点では変わりがないわけです。ただ、マイノリティとマジョリティがいるというだけ。


posted by サキオ at 01:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 腐女子・ヲタク論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっとサキオさんの意味していらっしゃるのと違うかもしれませんが・・・。

ホモに対しヘテロが拒絶反応を示すのは、そして特に男性が男性拒絶をする女性に敵対心を示す理由は種の法則に反するからだ、とどこかで読んだおぼえがあります。すべて自分の子孫を残さねばという使命がDNAに刻まれた結果なのでしょうか。

これだけ文明が発達したのですから、このような原始的な種の保存を考えずにもよい時代に来ているのではないかと思うのですが、これはもう理解できない人にはおそらく一生理解できない、そして理解できる人は人生の早い段階から身をもって体験している、そんな問題なんじゃないかと思います。

民主主義はすばらしいと思いますが、反面、多数決ですべてが決まるのはいかがなものなんでしょうね?何故、マジョリティーがマジョリティー故に正しいとされるのか、まったく解せないところです。
しかしながら、Cher(e) Sakio、歴史は常にマイノリティーの「非常識」により覆されてきましたvv
Posted by ジャンヌ at 2009年08月06日 21:33
ジャンヌさん

どもー(´∀`)
進化論は詳しくないですが、確かにほ乳類のオスは「ばらまきたい」系が多そうですねw
そして人間の場合、女性に拒絶された男性と、男性に拒絶された女性では心理的な反応が確かにちがうのかなとも思います。

>歴史は常にマイノリティーの「非常識」により覆されてきましたvv

あははww
この締めくくりにやられました。ジャンヌさんには叶わないww

マイノリティにもきっと何か役割があるって事なんでしょうね。
そういえば、どっかで聞いた話で、ある生き物の集団がいたとき全員が全員同じ方向に向かって走っていたら、それはヤバイ状態だし、非生産的なんだとか。

例えば蟻の話。「働かないアリ」とか話題になりましたけど、一定数集団がいれば、せっせと決まった仕事をする「働き者」がいる一方で、かならず何割かの少数派は何もしなかったり、またはするべき事とは違う変なことをしてふらふらしてる(意味もなく散歩したりとか)。でも、そういう奴らがいることで群の多様性が保たれ、集団としてはバランスが取れてるとか、そんな話でした。
だから、最初の話に戻ると、ある生物のオスがみんな種をばらまこうとしてて、それに全てのメスが従ってたらやばいってのもあるかなとw


また、人間は蟻と違って物事を第三者的視点から俯瞰できる知性があるんで、それによって全体の中でのマイノリティの存在に気づいて配慮したり、マイノリティがいることで自分の立ち位置を考えなおしたりすることが出来たりもする。だから他の動物より更に「数の暴力」に対しては抵抗力があるんじゃないかと(希望的に)考えることもあります。

その辺がうまく機能していれば民主主義も数の暴力にならないで済むかなあ…なるといいな〜、とか思ってます。
Posted by 管理人 at 2009年08月08日 18:22
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