2010年10月21日

読んでしまった【性・鬱関連書籍感想注意】

一気に、読んでしまった…。
AV女優さんへの連続インタビューシリーズ最終巻。最後だけあり、壮絶。書き手のライターさんはちなみに風俗関連から手を引いて今は介護職。落陽のAV界ルポくらいの感覚で書いたっぽい。

名前のない女たち最終章〜セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)

名前のない女たち最終章〜セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)

  • 作者: 中村 淳彦
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/09/07
  • メディア: 文庫





詳しい感想はまたかくかもだけど…。感想はこんな感じ。

・明らかに強烈に日本は貧しくなっているという実感がひしひしと(AV業界がもちません的な話が随所なので)
・90年代のAV女優さんインタビューがなつかしい。色々あるけど体張って新しいこと試してます!的な勢いが(少なくとも一部には)ある時代だった。経済状態もよかったし。今回のは本気で貧困と死の影が半端無い。インタビューした女優さんがマック飯以外ほとんど食べたこと無かったり(家の貧困&育児放棄すごすぎて)、実際に自死してしまわれたり。
・それとは別に、すごく長い目(30年くらいのスパン)でみれば、AVは女性のセックス観にも影響を与えただろうかとか、不意に考察したくなった。

本書冒頭に「二十数年前に産声を上げたアダルトビデオはあらゆる隙間に挑戦して、ついに芸能人のみをキャスティングするメーカーまで現れ、表現的には最終地点に達してしまった。」とある。

そういえばビデオの普及がなければAVは普及しない。そして今三十代後半くらいだと、丁度日本AV成熟期に思春期迎えている。
これは言い換えるに、映像技術の発展で、ヘテロの女性にとっても、自分と同じ生き物がセックスしてるのを映像で見れる時代になったわけだ。「ああ、これは売れるんだな。」と十代くらいで漠然と理解できてしまう時代に。
そういう体験が子どもの頃からある女性は、そうでない女性よりも、自分の性が金銭的に交換可能だということを視覚的によく学んでしまうんじゃないかな。


それにしても、一昔前は「借金のカタに泣く泣く売られました」の時代だったのに、今は「借金ができたからとりあえず自由意志で売ってみたけど、ギャラ安すぎて売っても売っても返済できないってわかりました」の話になってるのが……絶句する。


いや突然すいません。このネタで。





posted by サキオ at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ただの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。